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テクノロジーの影響
JPM2009年9-10月
カレン・アルテス著
アメリカの職場に起きている劇的変化
現在、我が国は、経済的展望の変化だけでなく、労働人口の世代の交代と、コミュニケーションに使うテクノロジーの変化に直面しています。
千年紀の世代とも呼ばれるジェネレーションYは、1985年から2003年までに生まれた世代を指しています。この一団が、職場に影響を与え始めています。数の上ではベビー・ブーマーに匹敵するこの世代(米国の千年紀世代は7350万人、それに比べてジェネレーションXは4910万人、ベビー・ブーマーは7670万人)の社会的経済的影響は、重要なものになるでしょう。
ジェネレーションYは、その前の世代と比べて仕事やコミュニケーションのし方が異なり、社会的メディアによるネットワーク作りを強調します。社会的メディアとは、コラボレーションとユーザー生成コンテンツを強調し、情報をシェアしたり話し合ったりする、主にインターネットとモバイル・ベースのツールです。今日、社会的メディアとコラボレーションのウェブサイトは、私生活でも仕事でも、その利用が急増しています。例えば、フェイスブックのユーザーは2億人を超えています。ニールソン・カンパニーによると、トゥイターは最も早く成長している社会的メディア・サイトで、毎月1,382%成長しています。トゥイターにポストされるアップデートの総数は、25億に達しようとしています。
これら一つ一つの変化もさることながら、これらの複合作用は重大です。若い世代は、テクノロジーをよく理解し慣れていますので、私生活でも仕事でも、社会的メディアを良く使う傾向があります。職場でのジェネレーションYの数が増えるにつれて、職場での社会的メディアの利用も増えるでしょう。
社会的メディアによる人間関係の構築
多くの会社は、従業員の生産性を懸念して、従業員がトゥイター、ユーチューブ、ファイスブックなどの社会的メディアにアクセスするのを制限したいと考えるでしょう。会社自体も、ビジネスとして社会的メディアに参加することを恐れています。「会社について何を言われるか分からない」と言うのが多くの会社の懸念です。
市場が変わるにつれて、会社の性質も変わってきます。サービス中心の経済において、会社を決めるのは、従業員や部署間、他の会社、顧客や納入業者との人間関係です。社会的メディアは、これらの関係を確立し、維持し、築くためのメカニズムを提供してくれます。あなたの会社のブランドは、市場でのアイデンティティーによって決まるのであり、それは、会社と顧客間の相互作用によって築かれるのです。
会社は認めたくはないかもしれませんが、ブランドとメッセージを自分でコントロールすることは、ある意味、不可能なのです。会社が社会的メディアに参加していないからと言って、顧客があなたの会社について何も言っていないわけではありません。会社は、会話の起こる場所で、顧客、従業員、納入業者などと関わるべきですし、その会話の多くは、社会的メディア・サイトで起きるようになっています。既に起きている会話に参加することによって、会社がそれに応え、そのイメージを作るチャンスを持つことになるのです。
フェイスブック
フェイスブック(www.facebook.com)は、最も人気のあるソーシャル・ネットワーキングのサイトです。会社専用の「ファン・ページ」ができてから、多くの会社がフェイスブックに参入しています。ファン・ページは、会社の宣伝だけでなく、「ファン」が、会社と、またお互いに、作用しあうスペースを提供してくれます。
リンクト・イン
ビジネス専用のネットワーキング・サイト、リンクト・イン(www.linkedin.com)は、基本的にオンラインの履歴書です。ユーザーは職歴のプロフィールを作ったり、仕事仲間や友人とコネクトしたり、同僚と意見を交換したり、仕事に関係ある共通利害者団体に入ったりすることができます。
ブログ
ブログを作って維持することは、会社や個人が社会的メディアの世界で認知度を得、その専門分野でのエキスパートであるという評判を確立ひとつの方法です。ブロガー(www.blogger.com)やワードプレス(wordpress.org)など、多くの使いやすいブログのプラットフォームがあります。しかし、ブログを始めるということは、常にポストし続けなければならないと言う決意が必要ですので、気をつけてください。
トゥイター
コミュニティー・サイトとして最も早く成長しているトゥイター(www.twitter.com)は、急速に、会社がブランドを宣伝する媒体になりつつあります。トゥイターは、「世界一大きなカクテル・パーティー」と言われています。カクテル・パーティーと同じで、トゥイター上の会話には、平凡なものから深遠なものまで、社交辞令からビジネス取引まで、いろいろです。
イェルプ
イェルプ(www.yelp.com)は、地元の会社のユーザーによる批評や紹介のサイトです。イェルプは、レストラン、買い物、夜の娯楽に焦点を当てたものとして始まりましたが、不動産会社を含め、多くのサービス業の会社が批評されています。
コラボレーション・ツール
オフサイトの従業員のいる会社にとって、ウェブやモバイルベースのコラボレーション・ツールは、従業員との大切なリンクを維持するのに欠かせません。これらのツールには、以下のようなものがあります。
グーグル・ドキュメント(docs.google.com)は、ウェブ・ベースの文書、表計算、プレゼンのアプリケーションで、複数の人が同じ文書を一度にアクセスすることができます。ソフトをインストールする必要はなく、アプリケーションは完全にウェブ・ベースで、ブラウザーとインターネットのコネクションが必要なだけです。
ウィキスは、複数の人がハイパーリンクのウェブページを作成したり編集したりすることができる、特別なソフトを使ったウェブサイトです。ウィキスは、ウェブサイトと文書の作成や、ノートを取ったりそのほかのコラボレーションをしたりするために使われます。
スカイプ(www.skype.com)は、他のスカイプ・ユーザーに無料で電話したりビデオ・コールをしたりすることができるコンピューター・プログラムです。スカイプは、海外通話料金を節約するために、海外電話でよく使われます。
従業員間の協力とコミュニケーションは、ますます重要になりつつあります。ユタ州プロボのブリガム・ヤング大学のファシリティーと不動産管理の教授のアシスタントであるジェイソン・イーウォール氏は、チーム・プロジェクトのためにグーグル・グループスを使っています。
「チーム・メンバーやそのほかのグループと情報を整理したり共有したりするとても良い方法です。これによって、メンバー間の会話を保管することができます。」とイーウォール氏は述べています。
若い専門家と社会的メディア
従業員がインターネットやメールにアクセスするのを制限していた会社があったのは、そう遠い過去の話ではありません。今や、これらの技術的ツールは、仕事の一部となっています。同様に、若い世代は、高校や大学で社会的メディアのツールを使っていますので、それを職場でも使えるものと思っており、それなしに仕事をすることなど想像さえできない時代が来るでしょう。
ジェネレーションYは(また、それほどではありませんが、ジェネレーションXも)、テクノロジーの時代に育ちました。この環境が彼らの世界観を形作り、同じことを職場にも期待しているのです。
彼らは、古い世代とはコミュニケーションし方が違い、社会的メディアのツールに使い慣れています。しかし、ジェネレーションYは、これを他の世代とのコミュニケーションのバリアであると考えるのではなく、職場の他の人達のこれらのツールを教えて、皆、より効果的にコミュニケーションを取ることができるようになると考えているのです。
また、社会的メディアは、ジェネレーションYに、能率的であることが最も大切であると言うことを教えています。多くのインターネットの生産性向上ツールは、早く、また無料であり、この世代は、ビジネスもまた同じように能率的に運営されるべきだと考えているのです。
社会的メディアの特徴の一つは、コラボレーションとフィードバックを強調する点です。
「リンクト・イン、フェイスブック、ブログなどの最も大きな利点は、今までの仕事仲間に、困難なプロジェクトに関して質問をし、想像力に富んだ解決策を見出すことができると言う点です。」と、ブリガム・ヤング大学でファシリティーと不動産管理を専攻するサム・ケリーさんは述べています。
フェイスブックに個人的な写真を載せることであろうと、自分の専門分野に関してブログを書くことであろうと、あるいは職場のチーム・プロジェクトに参加することであろうと、ジェネレーションYは、仲間や同僚と協力して、すぐにフィードバックしてもらえることを期待しています。
社会的メディアの構造は、個人が上下関係に関わりなくお互いに作用しあう自由を持ち、人は、その職位ではなく、アイデアの質によって判断されます。したがって、ジェネレーションYのメンバーは究極的なチーム・プレヤーであり、彼らは、権威ではなく結果を尊重します。
次の世代に備える
将来のチャレンジのために職場の準備をするということは、ジェネレーションYがもたらすスキルと期待を受容することです。
- ビジネスに社会的メディアを使っているほかの会社を見つけて、調べてみてください。既に社会的メディアを使っている従業員から情報を聞いてください。これらのツールを社内のコラボレーションやコミュニケーションにどのように使うか、フィードバックや提案を若い従業員にしてもらってください。
- 従業員が社会的メディアのサイトにアクセスするのを制限してはいけません。しかし、会社のポリシーや従業員ハンドブックに、これらのサイトの適切な使い方を明記してください。営業時間中のこれらのサイトの私的利用、どのような場合に会社の代表として発言するか、また会社の代表として自分をどのように紹介するかなどに関するガイドラインを設けてください。
- 社内相互指導教育プログラムを設けて、若い従業員が熟練の専門家に教えてもらうだけでなく、若いスタッフが同僚にテクノロジーについて教える機会を与えてください。ジェネレーションYは、自分の専門知識を共有する機会を大切にします。これは、従業員に、ランチの時間に同僚のためのプレゼンやその他の授業をしてもらうだけで、簡単にできます。
- 従業員を個人的にも仕事の面でも開発するように、スタッフ・リーダーを励ましてください。彼らが直接報告し、いつもフィードバックしてくれるようにしてください。年に一度や二度の正式な報告を待っていてはいけません。
- 透明性を持ってください。若いスタッフには、彼らの貢献がビジネスの成功に全体的にどのようにつながっているのかを示し、縦(上下関係)も横(部署間)もオープンにコミュニケーションを取るよう、励ましてください。
- スケジュールや在宅勤務については柔軟性を検討し、タイムクロックではなく、生産性に焦点を当ててください。
- 若い世代の能力を最有効利用し、彼らを最前線に置いてください! ジェネレーションYの従業員に会社の社会的メディア戦略と存在感の開発と導入を任せ、配信ではなく、指針にフォーカスしてもらってください。ブランドに個性を持たせることを恐れず、スタッフに、会社の顔になってもらってください。
カレン・アルテスは、IREM本部の大学と会社へのアウトリーチのマネージャーです。
サクセス・シリーズ2009での 社会的メディア
これは、今年10月、ハワイのホノルルで催されるサクセス・シリーズ2009の、社会的メディアに関する教育セッションの予告編です! すべてのスケジュールと登録は、www.CCIMIREMSuccessSeries.com をご覧ください。
コネクションによる成功:ウェブ2.0®を使ったビジネスの構築
いろいろなソーシャル・ネットワークが世界中で何億人ものユーザーのホストとなっている今、この現象は、飛躍的に成長しています。ソーシャル・ネットワークはビジネスのプロセス、宣伝、商品開発の性質自体を変え、多くの消費者は、これらのネットワークを使って、どの人、あるいはどの会社とビジネスをするかを決めるようになるでしょう。ソーシャル・ネットワーキングは、ビジネスに必要なツールとなりつつあり、営業用不動産の専門家は、競争力を維持するためにもこのツールを利用しなければなりません。
このセッションでは、消費者やビジネスの専門家が利用しているいろいろなソーシャル・ネットワークに焦点を当て、以下を勉強します。
- ソーシャル・ネットワークとは何か、それで何ができるか、また参入する理由
- 複数のネットワークに入るべき理由
- ソーシャル・ネットワークのべし・べからず集
- ソーシャル・ネットワークがどのようにビジネスに役立つか
- ソーシャル・ネットワークの正しい配慮と配給
- ソーシャル・ネットワークを使った金儲け